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セミナーとウェビナーの違いとは?

新型コロナウイルスの影響で様々な業界が打撃を受ける中で、コロナ禍の「外出の制限」や「接触を避ける」などの観点から注目されたサービスやシステムなどがあります。
例えば、フードデリバリーサービスやオンライン授業 / 講義などが挙げられます。

このようにコロナ禍で定着したサービスのうちの1つに「ウェビナー」があります。セミナーの新しい形式として定着し始めたウェビナーがどのようなものなのか、セミナーとの違いはどのような点なのかまとめてみましたので、ぜひご覧ください。

INDEX

セミナーについて

今回の題材となる「ウェビナー」と「セミナー」どちらもノウハウ(知識や技能)を持った登壇者が話をして、そのノウハウに関して知りたい、技能や知識を高めたいという方が参加します。
双方の大きな違いは、オンライン上で参加出来るか、会場に出向き参加するかです。

セミナーとは

そもそもセミナーとは何か?という部分から掘り下げて説明します。
まずは、セミナーの語源は、ドイツ語の「ゼミナール」であるとされています。
ゼミナールとは、教授や教師の指導のもとに、生徒が討論や研究を行うことです。
現在でも、大学などでゼミという言葉を耳にしたことはないでしょうか。
少数で討論や研究を進める集まりをゼミと呼ばれています。
今回ご紹介する「セミナー」も同様に、スキルアップや自己啓発を目的として、登壇者が参加者に対して講演を行うものを指します。

セミナーを主催する3つのメリット

まずは、セミナーを主催するメリットに関してご説明させて頂きます。

1.営業効率が高い
2.テーマに関して関心・意欲の高い方に案内ができる
3.信頼関係の構築がしやすい

1.営業効率が高い

個別の商談の場合、顧客1人1人に対してアポイントを取って商談を進めていきます。そのため、非常に時間・労力がかかり効率が悪くなってしまいます。
しかし、セミナーであれば一度の開催で多数の参加者に説明や紹介をする事が可能なので、効率よく営業活動を行うことができます。

2.テーマに関して意欲の高い顧客の確保ができる

営業をする上で、顧客の質という部分が重要視されます。
商材に対して興味の薄い方に営業をするのと、興味がある方に営業をするのでは、かなり成約率などが変わって来ます。
テーマに関して興味のある方が申し込みされるため非常に質のいい顧客の確保が可能という点もセミナーを開催するメリットです。

3.信頼関係の構築がしやすい

メリット3つ目がセミナーを開催することの最大のメリットだと筆者は考えています。
セミナーを開催する最大のメリットは、セミナー参加者が会場に出向き参加する形式なので、ウェビナーとは違い同じ空間で情報を共有できるという点がメリットです。
ウェビナーなどでは、機械から流れる音声などを聞く形式なので登壇者の息遣いや人柄が伝わりづらい、という場合も御座います。
その点、セミナーでは空間の共有がある事で、信頼関係を構築しやすいという点が最大のメリットです。

セミナーを主催する3つのデメリット

ここまでセミナーのメリットをご紹介させて頂きましたが、開催を考えた際に気を付けるべきポイントも押さえておきましょう。

1.時間・場所に制限がある
2.準備に手間がかかる
3.感染症対策の観点から開催が制限される場合がある

1.時間・場所に制限がある

セミナーは会場を貸切で行うため、関心や意欲が高い方であっても場所によっては参加出来ないという場合もあります。
さらに、気を付けるべきポイントは「時間に制限がある」という点です。会場を借りて開催する場合は会場の貸出時間の兼ね合いもあり、時間変更などの融通が利かない場合もあります。

2.準備に手間がかかる

セミナーを開催する上で当日までの準備に手間取ってしまうケースが非常に多いです。準備として必要なものは、会場の確保、当日の資料作成、会場までのマップ作成などなど開催までの準備が非常に多いため開催を断念してしまう方も少なくありません。

3.感染症対策の観点から開催が制限される場合がある

新型コロナウイルスの感染拡大により、実際に人が集まるセミナーは開催に制限される場合があります。せっかく会場や講演の準備を行っても、緊急事態宣言等で開催されなかった場合は無駄になってしまいますし、参加予定の方にも残念な想いをさせてしまうかもしれません。

セミナーへ参加する3つのメリット

次に、セミナーに参加するメリットをご紹介させて頂きます。

1.興味のあるテーマに関して専門家の話が聞ける
2.テーマに関心のある方との人脈を広げられる
3.質疑応答などで自分の不安や悩みを解消できる

1.興味のあるテーマに関して専門家の話が聞ける

テーマに関して、知識や技術を持った専門家から話を聞くことにより必要な情報を得る事が可能です。
セミナーに関しては無料で開催しているものも多いので授業料を払って講義を受ける事なく情報が得られるので、その点も1つのメリットです。

2.テーマに関心のある方との人脈を広げられる

会場に出向き話を聞くことにより、同様のテーマに興味を持っている方との繋がりや交流の機会があります。
その際に意見を交換したりテーマに関して話すことによりセミナーで聞いた内容のアウトプットが出来る点もメリットです。

3.質疑応答などで自分の不安や悩みを解消できる

セミナーの開催者によりますが、基本的に質疑応答の時間を設けて開催している方が多いです。その際にテーマに関しての疑問や不安な点に関して専門家の意見やアドバイスなどももらう事が出来ます。

セミナーへ参加する3つのデメリット

セミナーに参加するメリットをご覧いただき如何ですか。
続いて、セミナーに参加するに当たって気をつけていただきたい点をまとめましたので、見てみましょう。

1.会場まで出向く必要がある
2.人数制限がある
3.参加予定のセミナーが開催されない場合がある

1.会場まで出向く必要がある

セミナーが行われる会場まで出向く必要があるので、会場までの道のりが遠ければ遠いほどデメリットになってしまいます。
そのため、まずはじめは近所で開催されているセミナーを選んでいただく事で実際に出向くというデメリットを少しは解消できます。

2.人数制限がある

会場の規模などによっては、参加人数に制限をしている場合があります。
折角興味のあるセミナーを見つけてもタイミングによっては参加できない場合があります。
そのため、次回の開催を待たなければいけない場合や、当面興味のあるセミナーの開催がない場合があります。参加希望のセミナーには早めに申し込みをしておく事をおすすめします。

3.開催が出来ない場合がある

新型コロナウイルスや天候などの影響によりセミナーが急遽中止になってしまう場合があります。
他にも、先ほど2つ目のデメリットでお伝えした「人数制限」は、上限だけでなく最低開催人数が決められている場合もあります。そのため、申し込みをしたとしても参加予定人数が最低開催人数に満たない場合は開催されない可能性もあります。

セミナーに関してメリット・デメリットをそれぞれご覧頂き如何でしょうか。実際の会場だからこそのメリットが多いセミナーですが、デメリットも多くなかなか開催のハードルが高く感じてしまうかもしれません。現在は新型コロナウイルスの影響もあり、セミナーの開催は徐々に減少している傾向にあります。そこで、オンラインで実施可能なウェビナーが主流になってきました。
ウェビナーは新型コロナウイルスの影響を受けないだけでなく、多くのメリットがあり大変オススメの開催方法です。
それでは、さっそくウェビナー開催・参加のメリットについてご紹介いたします。

ウェビナーについて

ウェビナーとは

ウェビナーとは、オンライン上で行うセミナーのことです。Web(ウェブ)とセミナーを合わせた造語で、新型コロナウイルスの影響を受け一般に普及してきました。

ウェビナーを開催する3つのメリット

ウェビナーは、セミナーのような営業効率・効果の高さはもちろんのこと、さらに以下のようなメリットがあります。

1.準備にかかる手間が少ない
2.場所の制限がない
3.パソコンもしくはスマートフォン1つで開催可能

1.準備にかかる手間が少ない

先程セミナー主催者側のデメリットとして、準備に手間がかかるとご紹介しましたが、ウェビナーの場合は案内のメールや当日の説明資料のみ準備しておけば開催可能です。
そのため、セミナーと比較した際にリハーサルや本番に向けての事前準備の時間を余裕を持って確保する事が可能です。

2.場所の制限がない

セミナーでは場所の制限があるため、地域や当日の天候の兼ね合いで参加出来ないという事例もございます。しかし、ウェビナーの場合は場所などは一切関係ないので、ご自宅や出先などでも参加頂く事が可能です。ですから、より多くの方に対して情報を発信できるという点がメリットです。

3.パソコンもしくはスマートフォン1つで開催可能

ウェビナーの開催にあたり必要な機材はパソコンやスマートフォンだけです。
開催が手軽に行えるという事もあり、昨今ではSNSで情報を発信する他にもウェビナー形式で情報を発信している方も少なくありません。

ウェビナーを開催する3つのデメリット

主催者側が考慮すべき点をまとめましたので、御覧ください。

1.ターゲットによって参加者が少ない可能性がある
2.ネット回線の影響を受けやすい
3.媒体によっては使用の制限かかる場合がある

1.ターゲットによって参加者が少ない可能性がある

現在では、スマートフォンの普及がかなり進んでおり国民全体の8割の方はスマートフォンを使用しているというデータも出ていますが、その中でも普段の電話やメールは使えるがオンライン通話などのアプリなどを活用する事が苦手という方にも中にはいらっしゃいますので、内容には興味があるがオンラインだと難しそうというイメージを持たれてしまい参加を断念する方もいます。
(※出展:総務省 情報通信白書 令和2年版)

2.ネット回線の影響を受けやすい

オンラインで手軽に参加出来る点はメリットですが、ネット環境によっては開催が上手くいかないケースもあります。

3.媒体によっては使用の制限かかる場合がある

基本的に無料で活用出来る媒体であっても、ウェビナーや大規模なものになると人数の制限や時間の制限などある場合が非常に多いです。

ウェビナーに参加する3つのメリット

ウェビナーに参加する場合も、セミナー同様有識者から直接学ぶことができ、質疑応答に参加できるメリットに加えて下記のようなメリットがあります。

1.場所の制限がない
2.なんども見返す事が可能
3.途中退出がしやすい

1.場所の制限がない

オンライン上でのセミナーなので、自宅や出先などからでも参加が可能です。
ウェビナーは基本的に参加者のマイク・カメラはオフになっている事が多いので、周りの音などを気にせずにウェビナーを視聴する事が可能です。
また、スマートフォン1つあれば参加可能という手軽さもウェビナーのメリットです。

2.なんども見返す事が可能

スマートフォンやパソコンなどで画面録画をしておけば後々ウェビナーの内容を見返す事も可能です。
そのため、2度3度参加する必要がなくウェビナー内容を確認出来る事もメリットです。
*ウェビナーによっては録画禁止という場合もありますので、事前確認をお忘れなく。

3.途中退出がしやすい

セミナーの場合会場での開催になるので、内容が思っていたものと違うと気づいても中々退出しにくいですが、ウェビナーの場合はオンライン上なので内容を聞いて思っていたものと違うと判断した際に途中退出が可能です。
退出のしやすさも参加者の方にとってはメリットになるかと思います。

ここまでがウェビナーを行うもしくは参加するメリットとして主に考えられるものです。
続いて、ウェビナーを開催するにあたって頭に入れておく必要のあるデメリットをご紹介させて頂きます。

ウェビナーに参加する3つのデメリット

参加者が注意すべき点は下記の通りです。

1.テーマに関しての内容を他参加者と共有が出来ない
2.質疑応答がしずらい
3.ネット環境を整える必要がある

1.テーマに関しての内容を他参加者と共有が出来ない

セミナーの場合メリットとして上げられた他参加者との交流やアウトプットですが、ウェビナーの場合は難しいのがデメリットです。
そのため、資料や当日の記録を確認し自分自身で記録を残す必要があります。

2.質疑応答がしずらい

ウェビナーの場合多くは質疑応答がチャットのみになっているので、参加者と主催者の双方で意思疎通が難しいという場合があります。
質問したい内容をしっかりと言語化出来ないと聞きたい内容とは違う返答になってしまう場合があり、よくわからないまま終わってしまうという事もあります。

3.ネット環境を整える必要がある

オンラインでの参加の場合、ネット回線や環境を整えておかないと映像や音声に遅れが生じたり、画質が荒くなることがあります。どの部分を説明しているかわからない・音声が途切れ途切れで何を話しているかわからないという事にならないよう、あらかじめウェビナーに参加する場所のネット環境を確認しておきましょう。

以上がウェビナー開催にあたり参加者と主催者のデメリットです。
デメリットも踏まえた上で開催やご参加を検討頂ければと思います。

セミナー、ウェビナーともにメリットデメリットがありますが、個人的には、コロナの事を気にせず参加や開催が出来るウェビナーの方がメリットが多いかと思います。

テーマや年代に応じてセミナーとウェビナーを使い分けるという方法も1つではないでしょうか。

わしづかみウェビナーでは、主催者様側の開催・集客に関するサポートを行っております。また、ウェビナーへの参加をご検討中の皆様には、開催予定のセミナー掲載も行っておりますのでぜひご覧ください。

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今回の記事が参考になりましたら幸いです。

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